アロマで心のケア、はじめませんか?

ごきげんよう☘️
LAMER看護師の河部です。

ストレスの多い現代、メンタルの不調は誰にとっても他人事ではありません。実際、日本国内のうつ病やうつ状態の方の割合は、2013年の7.9%から2020年には17.3%に増加しています。

春は環境の変化が多く、ストレスが高まりやすい季節。さらに、3月は自殺率が高い月ともいわれ、その主な要因はうつ病だと考えられています。

「不眠が続く」「疲労感が抜けない」「1日中気分が落ち込む」「集中できない」「不安や焦りが募る」――

これらの症状、気になる方はぜひご自身の心の声に耳を傾けてください。たとえ診断は受けていなくても、気分が晴れず、眠れない…それだけでも十分につらいものです。

"心の風邪"、こじらせないために

学生時代、精神看護学の先生から「うつは心の風邪。ちゃんと治療すれば良くなるし、甘く見ると重症化するんだよ」と教わりました。20年以上経った今でもその言葉が心に残っています。風邪は万病のもと――心のケアも同じです。今回は、そんな「心の風邪」にアロマでできる対策をご紹介します。

うつ病が脳に与える影響

うつ病の方の脳内では、以下の変化が見られることがあります。

🌿 神経伝達物質のバランス異常(ノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニンなど)
🌿 脳の構造や機能の変化
・海馬の萎縮 → ストレス耐性の低下
・前頭葉の機能低下 → 意欲や意思決定の低下
・偏桃体の過剰活動 → ネガティブ思考や強い不安感

セドロールが心をほぐす

そんなときに活躍するのが「セドロール」。

この成分には、交感神経の過度な興奮を抑え、副交感神経を活性化させる効果が報告されています。心拍出量や血圧の低下が見られた研究結果もあり、心と体のリラックスに役立ちます。

"うつ症状かも?"と思ったときの私のおすすめアロマ🌿

サンダルウッドでマッサージ
 → セドロールやサンタロールの効果で深いリラックス。瞑想の際に香りを拡散するのも◎

ヒノキオイルのアロマバス
 → セドロールやα-ピネンの効果で、森林浴のような心地よい落ち着きを感じられます。

シダーウッドオイルを枕に1滴
 → セドロールやセスキテルペン類が、安眠やストレス軽減に効果を発揮します。

さらに、私の大好きなラベンダーオレンジの香りにも、副交感神経を刺激し、偏桃体の過活動を抑える働きが報告されています。

🌸 身近なアロマの力で、日々の心のモヤモヤを優しくリセットしませんか?
香りのチカラで、心に小さなご褒美を届けましょう♪