一瞬で心と体に作用する香りのおはなし🌿
皆さま、ごきげんよう。
LAMER看護師の河部です。
今回は、私が訪問看護の現場でアロマの力に助けられた経験をお話ししたいと思います。
香りがもたらす癒し
訪問看護師として患者さんを訪問した時に患者さんから、
「足がだるいんだよね」
「痛み止めは飲んだけど体全部が痛いし、えらいのよ(←名古屋弁でしんどいという意味です)」
「夜よく目が覚めるの。」
「なにもやることないのよ。つまんない、なにかいいことない?」
など、皆さんいろいろな不快症状や不安、不満を抱えて硬い表情をしていらっしゃいます。

薬は先生の指示通りに飲んでるし、報告もしてあるし…
でも、その瞬間に私ができることは何か? そう考えたとき、ふと「そうだ、アロマオイルを使ってみよう!」と思いつきました。
まずは「人間ディフューザー」に
まずは自分の肌にオイルをなじませ、「人間ディフューザー」として香りを漂わせることから始めました。
すると、患者さんだけでなく同僚からも「河部さん、いい香りがする! 癒されるわ~」と嬉しい言葉をいただくようになったのです。
実際にアロマを取り入れてみると…
患者さんの了承を得たうえで、ワセリンに少量のアロマオイルを混ぜたものを作り、ベンダーオイルを浮腫んだ足裏にやさしく塗布したり、オレンジオイルで手をほぐしながらハンドマッサージしました。

すると、「いい香りで気持ちが楽になった」「足のむくみがすっきりした」と、笑顔を見せてくださいました。
この経験だけでも十分嬉しかったのですが、さらに驚く素敵な出来事がありました。
香りが記憶を呼び覚ます
後日、アロママッサージをおこなった患者さんを再訪すると、「あなた誰? 訪問する人がころころ変わって嫌になるのよ」と言われ、悲しい気持ちになりました。
それでもめげずに、ラベンダーオイルを使って足をマッサージすると——
「この香り! 思い出したわ。あなただったのね。ありがとう。」
そう言われたのです。その瞬間、アロマオイルの力を改めて実感しました。
香りが脳に届くまでのスピードとは
こんな漫画みたいな展開があるのかとリアルに驚き、香りのメカニズムを調べてみました。
芳香成分は鼻腔を通り、嗅上皮の粘膜に付着。そこから嗅毛が電気信号に変換し、脳へと伝達されます。そのスピードは、わずか0.15秒!

さらに、香りの情報は感情や記憶を司る大脳辺縁系(扁桃体や海馬)にダイレクトに届きます。だからこそ、アロマは即効性があり、記憶にも深く刻まれるのです。
さいごに
この経験をきっかけに、私は自信を持ってアロマを活用するようになりました。
今では、その日の気分に合わせたオイルをほのかにまとい、患者さんやご家族、同僚までも癒すことを心がけています。
「自分も患者さんもその家族も同僚もみんなが癒される」
私の目指す患者さんだけではなく、ケアする方も癒したいという願いにつながる地道な草の根運動をこれからも続けていきたいと思います🌿